2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「箱」ではなく「ネタ」が重要 〜 福田敏也さんの一節から

広告プランナの先輩からは「いい企画というのは一言で人に説明できる企画なんだよ」とよく言われました。あれやこれや言葉を駆使して説明しなければ伝わらない企画は悪い企画。いい企画は、ほんの一言でその面白さがわかるもの。インターネットのコンテンツ…

販売促進やマーケティングへの応用 〜前田邦宏さんの一節から 2

また、コミュニティが盛り上がってクラスタが増えていくほど「Structured hole(社会構造上の溝)」を見つけやすくなります。それを商品開発やマーケティングに利用することも可能です。Structured holeは新しいビジネス領域や市場の可能性を示唆しているこ…

アーキテクチャの設計でコミュニティの自律性を高める 〜前田邦宏さんの一節から

関心空間を作ったときは正直に言ってここまで考えていなかったのですが、新しくコミュニティ用のシステム設計をするときは、「個人がそのコミュニティらしさという共同行動ルールの中につかる」ようにアーキテクチャ自体を設計することがポイントとなるので…

ネットコミュニティビジネスを成功させる設計レシピ 〜須藤慎一さんの一節から

本章でとりあげた「ネットコミュニティビジネス」は、大きく分けて5つのモデルからなる。 1)ネットコミュニティ自体を収益源とし、ユーザに課金するビジネスモデル 2)集客装置として考え、集まってきたユーザを対象にビジネスするモデル 3)開発やマー…

企業にとってのネットコミュニティとは何か 〜松岡裕典さんの一節から 4

会社に自分の机があるように、企業サイトやイントラサイトにも「ホーム」を作るべきである。最近は省スペース化、オープンオフィスが話題となっており、これからは自分の固定机を持つことが難しくなっていく。終身雇用制も崩れ、年金も保険も破綻がささやか…

帰る場所としての家、あるいは部屋としての「ホーム」 〜松岡裕典さんの一節から 3

インターネットではプライバシーが問題になる。しかし、そのプライバシーとは名前や住所、あるいはクレジットカードなどの個人情報を意味している。しかし、プライバシーには、「放っておかれる権利」という意味もある。我々は自宅という「私空間」にあって…

人間関係ビジネスかもしれない 〜松岡裕典さんの一節から 2

少々唐突だが、今度は「ピュア・ネットコミュニティビジネス」を「人と人のコミュニケーションを円滑にするためのサポートビジネスである」と言い換えてみたい。つまり、ユーザの「コミュニケーション行為そのもの」ではなく、ユーザのコミュニケーションを…

ネットコミュニティビジネスがなかなかうまくいかないのは.. 〜松岡裕典さんの一節から

コミュニティがうまくいかないとか、ビジネスが難しいと言われる原因は、実はとってもはっきりしている。それは運営側に「コミュニティへの愛」が足りないということなのだ。 もしコミュニティをビジネスとして成功させたいと思うのであれば、少しはコミュニ…

女性・レシピ・同窓会・・様々なネットコミュニティ 〜西村博之さんの一節から

ネットコミュニティを自社で企画する場合に注意すべき点は、コミュニティというのは魔法の言葉だということです。いくらでも拡大解釈ができるので使い心地が良く、その分だけ危険な言葉です。「コミュニティ」を連発していると何でもわかったような気になっ…

熱意 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 10

熱意に満ちた状態とは、生きていることを心から喜び、楽しみ、人生に熱中している状態といい換えられる。一部のCEOのマーケティングへの取組み方には、こうした姿勢が如実に反映されている。たとえば、ヴァージンのリチャード・ブランソンの場合がそうだ…

マーケティングの考え方と実践トレンド 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 9

・生産−販売型マーケティングから感知−反応型マーケティングへ: マーケティングの課題は、製品をより効果的に販売することではなく、顧客ニーズをよりよく理解することである−このような見方に立ったほうが、企業の業績は高くなる。 ・顧客獲得志向から顧客…

販売 2 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 8

かつては、「価値を説得できる」販売員が優秀な販売員であった。だが、製品はどれも似通ったものとなり、それにつれて販売員の伝えるメッセージも基本的に同じものとなっている。いま新たに求められているのは、顧客の金儲けや節約を支援することを通じて、…

販売 〜 フィリップ・コトラーさんのご本から 7

「人はみな、何かを売って生きている」。 小説家のロバート・スティーブンソンは、このように書いている。人間が売っているのは、製品、サービス、場所、アイデア、情報、自分自身のいずれかである。 販売は言葉やアイデア、鍛えられた思考を武器に戦う、文…

セールス・フォース 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 6

マーケティングの役割は、以下のような方法でセールス・フォースを支援することである。 ・広告を出すとともに、新規顧客開拓のためにリストを購入する。 ・販売員が訪問先を絞り込めるよう、最も有望な見込み客のプロファイルを作成する。 ・主要顧客の意思…

製品 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 5

たんに製品を売ってはならない。経験を売るのだ。ハーレー・ダヴィッドソンが売っているのは、たんなるオートバイ以上のものである。それはハーレーのオーナになるという経験である。同社は会員制のオーナ交流会やアドベンチャ・ツアーなども企画している。…

顧客満足 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 4

多くの企業が顧客満足よりも、市場シェアのほうに注意を払っている。だが、これは誤りだ。市場シェアは過去に関する指標であり、顧客満足は将来に関する指標である。顧客満足が低下し始めると、やがて市場シェアも減少する。 企業は顧客満足レベルを注視し、…

顧客志向 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 3

真に顧客志向となるためには、ブランド・マネジャーではなく顧客マネジャ(もしくは顧客グループ・マネジャ)に管理を任せるべきだ。顧客マネジャの役割は、顧客が関心を持ちそうな製品やサービスを割り出し、製品マネジャやブランド・マネジャと協力して、…

序文2 〜フィリップ・コトラーさんのご本から 2

結局のところ、マーケティングとは短期的な販売活動ではなく、長期的な投資活動なのだ。マーケティングがうまく機能している企業では、この投資活動が製品の製造や市場投入に先立って開始され、販売活動のずっとあとまで続くことになる。 ダイレクト・マーケ…

序文 〜フィリップ・コトラーさんのご本から

価格に頼ることなく競争するには、どうすればよいのか。その答えを教えてくれるのがマーケティングだ。過剰生産能力が問題となる今日、マーケティングの重要性はかつてないほど高まっている。マーケティングは、企業の顧客製造部門なのである。 しかしながら…

「原則」を中心に置いているとしたら 〜スティーブン・R・コヴィーさんのご本から 10

(夫・妻) ・相互依存的な関係にあり、相互に恩恵をもたらす対等なパートナ (家族) ・友達 ・奉仕、貢献、充実を感じる機会 ・世代を超え、脚本を書きなおし、流れを変える人になる機会 (お金) ・大切な優先課題や目標を成し遂げるために使える資源 (…

流れを変える人になる 〜スティーブン・R・コヴィーさんのご本から 9

「子供に相続できるもので永遠の価値を持つものは二つしかない。”ルーツ”と”翼”である」 子供に翼を与えるということは、今まで引き継いできた悪い脚本を乗越える力を与えることである。それは、流れを変える人になることだ。今までの悪い脚本をそのまま次の…

2人の人が同じ意見を持っているとすれば、そのうちのひとりは余分である 〜スティーブン・R・コヴィーさんのご本から 8

相互依存的な現実におかれながら、それに気付かず、問題解決を図ったり決定を行なったりしている場合、人はどれだけのエネルギを浪費してしまっているだろうか。 相手の罪を責めたり、対立したり、ライバルと戦ったり、政治的なゲームをやったり、自分の立場…