2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

成果を確実に出す社員こそ人材! 〜原田繁男さんのご本から 3

中小企業での本当の人材とは、苦しいときになんとか辻褄を合わせてくれるような社員です。たとえば会社の目標数字に届かないようなときに、なんとか嵐が過ぎ去るのを待つような社員ではなく、そのマイナス分を休日を返上してでも穴埋めしてくれるような社員…

いま求められる発想の転換と着目点 〜原田繁男さんのご本から 2

・経営の目的: 拡販 → 顧客満足 ・顧客: 売る対象 → 満足させる対象 ・取引: 売った時点で終了 → 顧客が満足して終了 ・商品: 既存のもの → 創り出すもの ・顧客とのコミュニケーション: ワンウエイ → ツーウエイ ・利益: 求めるもの → 企業の努力の結果 ・取引…

社長は人を動かすスペシャリスト 〜原田繁男さんのご本から

リーダシップのない社長: ・管理能力がない ・社長の任務がわからない ・部下の期待がわからない ・指示・命令をしない ・先見性がない ・方針・目標を示さない ・謙虚さがない ・部下から信頼されない ・部下を信頼しない ・自分で責任をとらない ・環境変…

あとがき 〜齊藤孝さんのご本から 10

私は最近、あることに気がついた。それは、「本当にできる人は上機嫌」だということだ。しかも、その上機嫌は、技になっている。いいことがあったから上機嫌、嫌なことがあったから不機嫌というのでは素人。機嫌にも、素人、玄人があるのだ。 かつて私も、不…

「厳しく辛辣に、上機嫌」が人を伸ばす 〜齊藤孝さんのご本から 9

「今のあなたではダメです」とはっきり伝え、自覚を促すしかない。ところが、それを不機嫌に言うと相手には受け入れがたくなる。なぜなら、私が主観で気分やものを言っている感じが強くなるからです。 さらに不機嫌が極まると、それは単なる恫喝や癇癪に聞こ…

小粋なユーモアを持った上機嫌人 淀川長治さん 〜齊藤孝さんのご本から 8

淀んでいる人には、子どもっぽさがありません。中年のおじさんが不機嫌に淀んでいるのは、子どもっぽさ、無邪気な躍動感、つまり生き生き感を失ってしまうからです。 私は余計なことをすること、あるいは無駄な動きをいうものを買います。無駄な動きには、基…

「自分を笑い飛ばす力」 〜齊藤孝さんのご本から 7

突き放して笑えるというのは、自分のことだから面白いわけではなく、誰のことでもおかしい。たまたまそれが自分であっただけ。自分を勘定に入れない考え方に則っています。 何かをやるときに、これは「自分だからすごいことだ」とか「自分だからみっともない…

「断言力」でふっきる 〜齊藤孝さんのご本から 6

「自分は不幸なんじゃないかしら?」ではなく、「自分は不幸である」と、置かれている状況に対してきちっとした客観的認識を持つということ。不安は形が見えないときほど大きく襲いかかってくるものです。正体を見定めてしまえば、頭を切り替えて次へのスタ…

「ふっきり上手」になる 〜齊藤孝さんのご本から 5

上機嫌力の根本にあるのは何か。「ふっきる」ことです。自分で機嫌をよくしようと努めても、なかなかそうならないことは当然あります。自分の中に悪いイメージがあって負の力が働くときは、どうやっても気分がすぐれない。どうやってそれを払拭していくかが…

思春期の不機嫌を放置しない 〜齊藤孝さんのご本から 4

今の時代、人に気遣いのできる上機嫌な子どもを期待する向きは少ないと言えましょう。成長期の精神的安定は求められていない。たとえば、中学生は親しい友だち同士だと仲がよくてご機嫌ですが、大人や、仲間以外の人に対しては不機嫌で、それもまた仕方ない…

「プライド」「無気力」は、ネガティブパワー 〜齊藤孝さんのご本から 3

人を不機嫌にさせるもう1つの理由が、プライドという問題です。40代以上の男性に限らず、不機嫌な人は一般に、必要以上にプライドを気にかけます。 特に多く見られるのは、プライドを守ろうとして毅然とした態度、威厳ある姿勢を保とうとした結果、不機嫌…

笑えないからだに要注意 〜齊藤孝さんのご本から 2

40代以上、特に45歳を過ぎた男性は、激しく不機嫌になります。中年と言われる年齢にさしかかった人たちは、実際には不機嫌ではないにしても、ふつうにしているだけで不機嫌に見えるという十字架を背負っているのです。これには原因が2つ考えられます。 …

上機嫌力の必要性 〜齊藤孝さんのご本から

私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。たとえば、無能さを突っ込まれないようにするため。あるいはお調子者だとかバカだと思われないようにするため。不機嫌であることが、あたかも威厳があり、知的…

プロフェッショナルの条件 10

強み重視の人事組織の利点 〜ドラッカーさんのご本から 10 弱みをもとにすることは、組織本来の機能に背く。組織とは、強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である。多くのことに強みをもつ人間は、組織を必要としないし、欲しもし…

自己規律と責任からなるリーダシップ 〜ドラッカーさんのご本から 9

情報型組織のこのような利点は、組織内に相互理解と共通の価値観、なかんずく相互信頼があって、初めて現実のものとなる。おそらくこれらの利点は、資本だけによって結合されたコングロマリットとは無縁であるということである。もし演奏者の一人ひとりが楽…

情報型組織の台頭 〜ドラッカーさんのご本から 8

情報型組織は、必ずしも先端的な情報技術を必要としない。必要なのは「誰が、どのような情報を、いつ、どこで必要としているか」を問う意思である。イギリスは200年前、羽根ペンを用い、これらの問いによって世界でもっとも平らな組織をつくりあげ、イン…

優れたコミュニケーションとは何か 〜ドラッカーさんのご本から 7

コミュニケーションを成立させるには経験の共有が不可欠だということである。コミュニケーションは、私からあなたへ伝達されるものではなく、われわれの中のひとりから、われわれの中のもうひとりへ伝達されるものである。組織において、コミュニケーション…

目標によるマネジメント 〜ドラッカーさんのご本から 6

目標と自己規律によるマネジメントこそ、コミュニケーションの前提である。目標と自己規律によるマネジメントにおいては、「自分はいかなる貢献を行なうべきであると考えているか」が明らかにされる。こうして明らかにされる考えが、上司の期待どおりのもので…

時間を管理する 〜ドラッカーさんのご本から 5

今日、増大する余暇の過ごし方について困っているのは、知識労働者ではない。反対に、彼らの労働時間はますます長くなっており、時間への要求はさらに増大している。時間不足は、改善されるどころか、悪化していく。 このような事態に重大な原因の一つは、高…

よい人間関係をもつ秘訣 〜ドラッカーさんのご本から 4

第3に、自己啓発と人材育成はその成果の大部分が、貢献に焦点を合わせるかどうかにかかっている。「組織の業績に対する自らののもっとも重要な貢献は何か」を自問することは、事実上「いかなる自己啓発が必要か」「なすべき貢献のためには、いかなる知識や…