2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄と酸素 〜内海勝統さんのご本から

「前回と、今回とはどこが違うのでしょうか? この鉄の玉が黒く冷たいままか、あるいは赤く熱く燃えているかの違いだけで、まったく違う現象が起こります。 これは人と人の出会いでも同じことではないでしょうか。 何も感じない冷たい心の持ち主であれば、そ…

年金破綻も増税で穴埋め 〜ベンジャミン・フルフォードさんのご本から 4

民主主義では、現役世代の決定が将来の世代の意思決定まで奪ってはいけないことになっている。 しかし、日本はこの民主主義の大原則まで侵してしまったのだから、そのツケは大きい。 厚生労働省が現在画策しているのは、現在サラリーマンの給料の17.35…

「企業性善説」を捨てよ 〜ベンジャミン・フルフォードさんのご本から 3

さて、私がマッカーサーだったら、いまこの時点で、日本の普通の人々に言いたいことがある。それは、「企業性善説」を捨ててほしいということだ。日本が本当の資本主義をやっていくなら、この考え方はとても危険だ。日本人には企業性善説というのがあるらし…

Media's Cozy Relationship with Authority 〜ベンジャミン・フルフォードさんのご本から 2

各種政府機関の記者クラブや企業の記者クラブは、選ばれたメディアに、事務所経費、電話代、秘書などの費用をタダで提供している。そのため、記者クラブだけに情報が提供され、そのかわりに批判的記事を書かないという暗黙の了解unspoken agreementがなされ…

担保のない銀行 〜 ベンジャミン・フルフォードさんのご本から

ある金融マンが、日本の銀行で貸し金庫を借りた。そこに現金を入れて、毎日せっせと出し入れに通った。その様子を見ていた銀行の担当者は、ついに思い余って、彼にこう訊いてきた。「そんなお金があるのなら、なぜ私どもに預金depositをしてくれないのですか…

明日のことは心配しない 〜ひろさちやさんのご本から 4

話は、王さまにある死刑囚が助命の嘆願をするところから始まります。 「王さま、お願いです、1年間だけ死刑を待ってください。そうすれば、王さまの愛馬に空を飛ぶ術を教え込みます。そして1年後に、王さまの馬が空を飛べるようになれば、わたしを釈放して…

少欲知足のスタンスで行こう 〜ひろさちやさんのご本から 3

「あなただけ食べたら、食べられない弟がかわいそうでしょう」 ここでは2つの問題を指摘できます。1つは、兄はなぜ弟にケーキを分けようとしないかということです。もう1点は、ケーキを分けて貰えない弟が本当にかわいそうなのか、ということです。分け合…

欲望の奴隷にはなるな 〜ひろさちやさんのご本から 2

男の空腹はもう限界にきていたので、次の日にまた魔法の小銭入れを捨てに川へ行きました。けれども、いざ小銭入れを捨てようとすると、また「あと少しだけ..」という思いが湧いてきて、再び魔法の小銭入れを家へ持ち帰ったのです。 こうして、男は魔法の小…

「苦」の中にある「楽」を見つけよ 〜ひろさちやさんのご本から

日本人はこの話を聞くと、「苦は楽の種、楽は苦の種」と解釈します。「今は苦しいけど、いずれ楽になる、今は楽だけどいずれくるしくなるぞ」と理解します。 しかし、中国人はそうではないらしい。「苦の中にも楽があり、楽の中にも苦がある」と解釈している…

ps)飯島夏樹公認ブログはこちら:

http://natsuki.air-nifty.com/natsuki/about.html

きのうもすっかりぼろぼろなきました..かんしゃしていきるぞ!        なつきさん、かぜのめっせーじ、ありがとう

〜すごいアクセスを頂いて、でも探しにくいと思ったので、以下に以前のページの urlを整理しました。 よろしければ、どぞご覧くださいhttp://d.hatena.ne.jp/yohno100/20040924 http://d.hatena.ne.jp/yohno100/20041011 http://d.hatena.ne.jp/yohno100/…

さざ波のようにモラルが広がる 〜フランス・ドゥ・ヴァールさんのご本から 4

彼らのコミュニティへの関心は、次のように定義できる。「コミュニティや群れで生活する利益を高めるべく、そのための特質作りを推進しようと個体やその血縁者が行なう関与」。この定義では、意識的な動機や意図に言及していない。特定の行動に関連する利益…

情けは人のためならず 〜フランス・ドゥ・ヴァールさんのご本から 3

意思がぶつかるところ、かならず交渉がある。当事者は相手の行動を予想するが、それはやがて暗黙の了解に収斂していく。合意とは合理的な決定ではなく、自分の行動に対する相手の反応を調整することにほかならない。最終合意には相手の希望やニーズが考慮さ…

相手を傷つける喜び 〜フランス・ドゥ・ヴァールさんのご本から 2

飢餓という想像を絶する状況では、道徳性の追求などまったく意味がない。生きるか死ぬかのときに、ほかのことが入りこむ余地などないのである。そんな光景を目の当たりにしたターンブルは、皮肉を込めて「道徳も贅沢のひとつだ」と述べている。「道徳といえ…

モラルは進化するか 〜フランス・ドゥ・ヴァールさんのご本から

シートンをはじめとする作家たちは、理想と見なすに値する「正常で自然な」状態を、生物学者に指摘してもらいたいと考えているのだろう。だが、自然から倫理規範を引出そうとするのは、とても危険なことだ。生物学者は物事の成立ちを説明したり、場合によっ…

クリエイティブ・アカウンティング? 〜山田真哉さんのご本から 5

僕には初めて耳にする言葉だった。 「日本語でいうと<創作会計>とでも言うのかしら。あらゆる会計手法を駆使して、違反ギリギリのラインで自分達にとって最も都合のいい財務諸表を作り上げることよ」 萌さんが解説をしてくれた。 「文屋は監査法人時代から…

じょしだいせい かいけいし 4

〜SPC(特別目的会社)の話 〜山田真哉さんのご本から 4 「あんた、本気で言っているの? それでよく社長業を5年もやってこれたわね」 「そう言われてもな。これまで会計や法律については、遍照部長やお宅の伴さんや文屋さんに昔から任せっきりだったし」 …

<ベンチャーの王子さま>事件 〜山田真哉さんのご本から 3

「そう、実はうちはSPCを使って、建物や土地といった固定資産を利用しているんだ。アイスメディアが必要とする固定資産をSPCに買ってもらい、それをアイスメディアがSPCから借りて利用するんだ」 「いわゆるストラクチャード・ファイナンスよ。それ…

簿外入金・架空出金の話 〜山田真哉さんのご本から 2

「私たちの仕事は<企業の発表する数字が正確である>ということを証明することよ。だから、私たちは確かに裏金を発見したけど、帳簿をちゃんと訂正するかどうかの判断は大伴飲料の人たちがすることなのよ」 萌さんは僕をさとすように言った。 「じゃあ、も…

じょしだいせい かいけいし 2

◎ じけんぼ ですけど..ちとむりが