「自分を笑い飛ばす力」 〜齊藤孝さんのご本から 7

 突き放して笑えるというのは、自分のことだから面白いわけではなく、誰のことでもおかしい。たまたまそれが自分であっただけ。自分を勘定に入れない考え方に則っています。
何かをやるときに、これは「自分だからすごいことだ」とか「自分だからみっともないことだ」と考えない。このみっともなさは、誰であろうと同じという発想。ですから、他人のことのように自分のことも笑い飛ばせるのは、卑下ではないのです。
 自己卑下をするのは、プライドへの過剰な欲求があるからです。認めてもらいたいという欲求があるがゆえに、認めてくれないんだったら先に自分から勝負を降りてしまおう、そうすれば負けずに済むという自己弁護の予防線を張っている。自己卑下ばかりする人は、自分をおおらかに笑い飛ばすだけの器量がないのです

自分をおおらかに笑い飛ばすだけの器量..わたしまけましたわ! のいさぎよさでしょうか、わらってがんばる。
上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)