「ふっきり上手」になる 〜齊藤孝さんのご本から 5
上機嫌力の根本にあるのは何か。「ふっきる」ことです。自分で機嫌をよくしようと努めても、なかなかそうならないことは当然あります。自分の中に悪いイメージがあって負の力が働くときは、どうやっても気分がすぐれない。どうやってそれを払拭していくかが鍵となります。執着、思い込み、欲望、嫉妬・・・何かに囚われる気持ちをスパッと断つ。これが「ふっきり上手」となるということです。ふっきるためには、どんな力が推進力となるか。3つのタイプを挙げてみます。
1) 断言力
2) 創造力
3) 自分を笑い飛ばす力
いずれも、現実に呑み込まれるままにしておかない。状況から一旦身を引き剥がす。そして自己肯定の視点に立つ。自己肯定はできても、他人を受け入れることができなければ、自己チューにすぎません。(中略) 周りへの気遣いもあり、自分を突き放すだけの成熟した知性もある。自他ともに公正に肯定し客観視する能力がある人は、上手にふっきれて、上機嫌力を身につけられる人です