序文 〜フィリップ・コトラーさんのご本から

 価格に頼ることなく競争するには、どうすればよいのか。その答えを教えてくれるのがマーケティングだ。過剰生産能力が問題となる今日、マーケティングの重要性はかつてないほど高まっている。マーケティングは、企業の顧客製造部門なのである。
 しかしながら、ビジネス界においても、一般の認識においても、マーケティングは相変わらず甚だしい誤解を受けたままだ。企業は、製造部門を助け、製品を市場に送り出すことがマーケティングの役割だと考えている。だが真実は逆なのだ。製造部門がマーケティングを支援するのである。製造部門はいつでもアウトソーシングできる。企業に繁栄をもたらすのは、その企業のマーケティング・アイデアと提供物なのだ。製造、購買、研究開発(R&D)、財務といったさまざまな機能は、顧客市場における企業活動を支えるために存在するのである

製造部門はいつでもアウトソーシングできる。企業に繁栄をもたらすのは、その企業のマーケティング・アイデアと提供物なのだ..きっとただしい。でもとうたつしがたいのは、そのかていできづくことだから?
コトラーのマーケティング・コンセプト