似て非なる2つの人物像 〜 田坂広志さんのご本から 5

 「理想家」と呼ばれる人物は、夢を実現するために変えるべき最も重要な現実が「自分」であることを知っています。目の前の企業や市場や社会という現実を変えていくためには、真っ先に変えるべきは「自分自身」であることを知っています。ですから、「理想家」と呼ばれる人物は、自分を変え、成長させていくための努力を惜しみません。
 「夢想家」と呼ばれる人物は、現実を変えようとしないばかりか、自分を変えようともしません。自分を変え、成長させていこうという意思を持たないのです。なぜならば、彼がいちばん大切にしているのは「自己幻想」だからです。彼にとっての「夢」とは、小さなエゴがみずからを慰めるための「道具」に過ぎないからです。彼にとって、「夢」とは、苦しい現実から逃避するための「手段」に過ぎないからです

夢を実現するために変えるべき最も重要な現実が「自分」..う〜ん、シビレマス。ゆいいつ しんかできるものだけがいきのこる、とどうぎですね、これもしんりなり!
仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)