「夢」と「目標」の違い 〜田坂広志さんのご本から 3

 成長していくためには、「力を振り絞る」ことが必要です。そして「目標」だけでは力を振り絞れないのです。棒高跳びで本当に力を出し切って跳躍するためには、やはりその具体的な「目標」であるバーの向こうに「夢」がなければならないのです。彼は、その跳躍のとき、バーの向こうに「夢」を見ているのです。それは、ときに「県大会での優勝」であったり「歴史に残る記録」だったり、それぞれですが、そこに確かな「夢」を見ているのです。その「夢」があるからこそ、人間は力を振り絞ることができるのです。
 だから、人間の成長にとっての「夢」と「目標」の役割の違いを理解しておくことが大切です。それらは、どちらも人間の成長にとっては、必要不可欠なものです。しかし、それぞれの持つ意味と役割が違うことを理解しておかなければなりません

本当に力を出し切って跳躍するためには、やはりその具体的な「目標」であるバーの向こうに「夢」がなければ..なるほど、そういうかんけいでした。きょうもゆめおいばーに!
仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)