成長/決して失われることのない報酬(給料→能力→仕事→成長) 〜田坂広志さんのご本から 2

 こうして、顧客や仲間を楽にしてあげられると、顧客や仲間の喜ぶ顔を見ることができます。そして、その喜ぶ顔を見ることによって、私たちは、自分の成長を実感し、成長の喜びを味わうことができるのです。このように、私たちが「人間としての成長」を遂げていくと、「こころの深い世界」が見えてくるようになります。そして、そのことによって「うまく働くこと」ができるようになっていくのです。
 しかし、実は「こころの深い世界」が見えるようになってくると、そのこと自身が、私たちにとって深い喜びになってくるのです。そのこともまた、ひとつの真実です。なぜならばそもそも「見えなかった世界が、見えるようになる」という体験もまた、人間にとって本源的な喜びだからです。「仕事の報酬は成長である」という世界が見えてきたことを意味します

仕事の報酬は成長である..ほんにそうおもいます、かんしゃです!
仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)