マズロー的ピラミッドの底辺で 〜田坂広志さんのご本から

 いかにして仕事の世界で生き残るのか? いかにして安全で楽な仕事を見つけるのか? 今の日本においては、そうした「生存の欲求」と「安全の欲求」のレベルの最底辺の思想が、「仕事の思想」として影響力を持ってしまっているのです。今の世の中で目につくのは、そうした貧困な「仕事の思想」なのです。私は、そのことに深い疑問を持ち、ビジネスの世界を歩んできました。そして、その疑問は、ひとつの問いに結びついています。
 なぜ我々は働くのか? 高い山を目指して登り続ける人間には、自然と風格や品格といったものが生まれてくる。そして、大きな夢がある限り、人間は決して堕落しないと私は思うのである

「生存の欲求」と「安全の欲求」のレベルの最底辺の思想が「仕事の思想」..う〜ん、至言ですね。たかいやまとのかくとうはじまる!
仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)