自分のために働いて失敗した2度の独立 〜高橋がなりさんの一節から

 2度の失敗とソフト・オン・デマンドは何が違ったのか。いろいろ理由はありますが、最も大きかったのは、自分のためでなく、だれかのために働いたことだと僕は思っています。お金を出してくれた伊藤さんのために、ビデオを買ってくれるお客さんのために。
 20代の番組制作会社時代はとてもうまくいっていました。その理由は、後に分かりました。制作チームに自分が貢献するにはどうすればいいのかを、常に考えていたからです。だから、渉外役という自分の最も得意な役回りを自ら買って出た。それをみんなも認めてくれた。その結果として得た信用が、事業部という次の新しいフィールドを与えてくれた。
 だから僕は、仕事の適性とは、「人にどのくらい喜んでもらえるか」で、考えるべきだと思っているんです。人に、より喜んでもらえる仕事こそ適性。そう心掛けて仕事を選び、取り組めば必ずチャンスはくると思う

仕事の適性とは、「人にどのくらい喜んでもらえるか」..すきなことをじぶんをしんじて、とりょうほうたいせつ!
プロ論。