自分が変われれば、楽しくてしようがなくなる 〜養老孟司さんの一節から 2

 最近、個性という言葉が強調されるように、人には変わらない何かがあると考える人が多くなったようです。でも、それは違う。人というのは毎日変わるんです。自分は常に一定なんだ、なんてのは勝手な思い込みです。そこが情報と違うところでもあります。情報は変わらないし、蓄積される。でも人は蓄積されません。毎日、変わって、そしていずれは死んでいくんです。
 若い人の最大の弱点は、自分が変わることを受け入れず、今の自分で世界を考えたがることです。自分が変われば、世界も変わることに気づいていない。毎日がつまらない人は、「このままでいい、世界はいつも同じだ」と決めつけている人なんです。確かに自分を変えるのは怖いかもしれない。どうなるかか、予想できなくなるからです。だからこそ、勇気が意味を持ってくる。
 では、変わるとどうなるのか。楽しくてしようがなくなるんです。何か新しいことをするとき、ドキドキワクワクするでしょう。その感覚です。旅行に似ているけれど、旅行よりすごい。違う場所ではなく、同じ場所で風景が違って見えるからです

何か新しいことをするとき、ドキドキワクワクするでしょう..こんなTripはさいこーですね、跳んでみよう!
プロ論。