仕事の意味の発見 〜金井嘉宏さんのご本から 7

 学生の期間に個が確立したと自覚しているひとは少ない。そう率直に認めるべきなのだろう。だからこそ、仕事を通じて自分をしっかり探すうえで、会社はさらなる個の成長の場として重要である。自分探しは、仕事を通じてするのでなければ、なかなか難しい。趣味を通じて、新たな自分を発見することが勿論あるだろう。でもより多くの時間を費やす仕事を通しての、自分探しをないがしろにできない。
 逆に、心ある仕事をしようと思うなら、決められたとおり、そつなくこなすだけの仕事に甘んじてはいけない。自分の想いや志を反映した仕事を見つける、あるいは創り出す努力が可能だ。その意味で、仕事の意味の発見は、個の確立と密接である。
 自分の仕事を愛せるか。意味もなくモーレツに働くのでなく(そういう人も「仕事が好きだ」というかもしれない)、その仕事が自分にとって、また社会にとって、どのような意味をもっているのかがしっかりわかっているがゆえに、仕事を愛せるひとはそう多くはない。でも存在する。そのようなひとには、昇進や昇給などの外的報酬ではかなわないモティベータ(動機の駆動力)が備わっているように見受けられる

その仕事が自分にとって、また社会にとって、どのような意味をもっているのかがしっかりわかっているがゆえに、仕事を愛せるひとはそう多くはない..ごめいさんでした。 しっかりかんがえつづけます
ニューウェーブ・マネジメント―思索する経営