相手に自由を与えれば、自分も自由になる 〜ニール・ドナルド・ウオルシュさんのご本その3から 6

 あなたがたの愛に関する文化的神話の1つは、愛とは受けるよりも与えるものだということだ。これは、文化的な規範になっているね。だが、おかげであなたがたは頭が変になりかけているし、誰ひとり想像もつかなかったような被害が生じている。(中略)
(ウオルシュ)愛は受けるよりも与えるもの、じゃないんですか?
 ちがう。そうだったことは一度もない。
(ウオルシュ)でも、あなた自身がおっしゃったじゃないですか。「愛は何も必要ない」って。それが愛だって。 それは、「受けるよりも与える」ことだというのと同じように聞こえますよ!
 あなたが他者に対してすることはすべて、自分に対してしている。なぜなら、あなたと他者は「ひとつ」だから。 したがって、他者に対して何かをすれば、自分に対してもすることになる。他者に何かをしてやらなければ、自分にもしてやらないのだ。他者にとって良いことはあなたにとって良いことだし、他者にとってまずいことはあなたにとってまずいことだ。これが最も基本的な真実だ。(中略)
 人生のすべては、あなたがどんな存在になりたいかで決まる。たとえば、あなたがすべての他者と「ひとつ」になりたいなら、具体的に「ひとつ」であることを体験し、示せるように行動するだろう。そういう考えで行動すれば、結果として、他者のためではなく、自分のためにしたのだと感じるだろう。 ほんとうの自分として何を求めるにしても、同じことだ。
 愛があふれる存在になりたいなら、ひとと一緒に愛があふれる行動をするだろう。ひとの為ではなく、ひとと一緒に。この違いに注意しなさい。ニュアンスの違いを汲み取りなさい。自分のために、ひとと一緒に愛があふれる行動をする。それによって、あなたはほんとうの自分についていだく最も偉大な考えを現実化し、体験する。

ひとの為ではなく、ひとと一緒に..とてもかんたんなことなのにかんちがいします
神との対話〈3〉宇宙になる自分になる (サンマーク文庫)