変わらねばと思いつつ変わりきれない日本企業 〜柴田昌治さんのご本から 3

 「寝巻き姿で1日中ベッドのなかにいるというのが腑に落ちないのですが、もしや『介護が必要な年金生活者』のことでしょうか。あの方のような」。視線の方向を見て驚いた。
 日本の寝たきり老人とは似ても似つかぬエレガントな人だったからだ。左半身不随でおむつをしているというのに、寝巻き姿ではなく、カラフルなワンピースをまとっていた。イアリングをつけ、マニキュアもしていた。「なぜ寝ていないのでしょうか」という問いに、先方は怪訝な顔で答えた。「だって毎朝起こされますから」。大熊氏は「私はそのとき気がついたのです。日本の寝たきり老人は寝かせきりにされたお年寄りだったのです」と書いている。
 「寝たきり老人」という言葉が表わしているのは、人の自発性とか生きる力に焦点を当てず、安易に管理してしまおうという姿勢である

”だって毎朝起こされますますから” なぜきづかなくなったんだろ..

ps)きょねんのあきに、のぞむさんへの一節でべつのごほんをあげた気が..     ごめんなさい、おわびしてていせいします
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