「持つ」か「なる」か 〜スティーブン・R・コヴィーさんのご本から 5

 どちらの輪に集中しているかを考えるもうひとつの方法は、「持つ」ことと「なる」ことを区別することである。
 関心の輪は「持つ」ことに満ちている。「家さえ持てば幸せになれる」「もっと親切な上司を持っていたら」「もっと素直な子供を持っていたら」「もっと自由な時間を持っていたら」など。
 これに対して影響の輪は「なる」ことに満ちている。「私はもっと忍耐強くなる」「もっと賢くなる」「もっと優しくなれる」、つまり人格主義の考え方である。
 問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。時と場合によっては、最も主体性を発揮する方法は、ただ単に心穏やかにすべてを受け入れ、幸福になることである。そして、心から微笑んで過ごすのだ。幸も不幸もいずれも主体的な選択の結果に過ぎない。
 天候のように絶対に影響の輪に入ってこないものも、確かにある。しかし、主体的な人として、自分の天気を持ち合わせることはできる。幸せになると決めて、コントロールできない要因を受け入れて、コントロールできるものに努力を集中させることができるのだ

主体的な人として、自分の天気を持ち合わせることはできる..ひだまりのようなひと、たしかにいらっしゃいます
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