人生の極意「運・鈍・根」 〜米長邦雄さんのご本から 3

 「運がよくなる方法を自分なりに体得している人はたくさんいる。根というのも、よく知られている。根性、性根です。みんな大事だと思っています。しかし、鈍はむずかしい。 相撲の世界では運・鈍・根は有名だから、言葉だけなら知っている人も多いようだが、これを実践できるかとなると、ほとんどいないんです」。
 盛さんは、世の中には賢くなろうとしている人ばかりで、鈍くなろうという人はいないんだと言って笑った。 たしかにそのとおりで、利口になる、鋭くなるために勉強し、努力する人はいても、鈍くなるために頑張る人はいないだろう。しかし、盛さんは、運・鈍・根の3つの中で、鈍こそが究極に位置しており、最も大切だと力説した。
 そのとき、私の反応はどうであったか。一応、そういう話を聞いた、人生の先輩から、その極意についてご高説を伺った、ありがとうございますーただそういう感じでしかなかった

わからんす..でも「馬鹿になれるか」の章なので、きっとヒントが!?
ISBN:439631115X