エジソンつながりで 〜堀 忠雄さんのご本から その2です

エジソンはもともと極度の睡眠ぎらいで、眠ることは怠惰につうじると確信していた。そのため彼の支配する「帝国」には、睡眠をいやしむ思想が蔓延し、猛然と生産することと精力的にこれを消費することが美徳とされた。 とうぜんの帰結として、不夜城型の24時間都市は、大量の夜型人間を生みだし、大半の市民を睡眠不足とさまざまな睡眠不満に追いこんでしまった。 そこでエジソン効果に対比させ、彼の睡眠破壊思想を「エジソンの呪い」と断言する睡眠研究者もいる。

快適睡眠のすすめ (岩波新書)
現代の呪いは..!?