「般若心経」実践法 〜ひろさちやさんのご本から

 仏教の言葉に「自灯明、法灯明」というものがあります。これは『大般涅槃経』というお経に出てくる言葉で、お釈迦さまが弟子の阿難に教えを説いた言葉です。「阿難よ、自分自身を灯明とし、自分自身をよりどころとするがよい。他のものに頼ってはいけない。法を灯明とし、法をよりどころとするがよい。他のものをたよってはいけない」
ここでいう法とはお釈迦さまの教えられた真理のことです。そして、「法灯明」という言葉が示すように、仏教者であれば法を灯明として生きるのは当然のことなのです。ですが、この「自灯明、法灯明」の教えは、「法灯明」の前に「自灯明」のことを先に教えています。つまり、自分自身を灯明とすることの方が、法を灯明とすることよりも大事だと言っているわけです。

般若心経実践法(小学館文庫)
なるほどー、自分が起点なんですね..(たしか3日前にも!?)